万田炭鉱館


   万田炭鉱館は、万田坑跡が国の近代化遺産、重要文化財に指定されたのを機に荒尾
 市が万田坑跡地周辺の整備事業の一環として建設した施設で、2000年の6月1日OPEN
 しました。
   この施設は、展示ホール、展示室、多目的ルーム、研修室からなっており展示ホール、
 展示室では荒尾と炭鉱、万田鉱に関する展示があり、多目的ルームと研修室では、さま
 ざまな研修会や講演会に使用できるように作られています。
  
  

万田炭鉱館の
平面図。

オープンした万田炭鉱館。
日曜日にしては見学者が少なかった。
多目的ルームでは何かの催しがあっていた。

展示ホール。

床には荒尾市街の
航空写真が貼られ
吹き抜けの壁には
炭鉱の写真パネル
が展示してある。

展示室内。
タッチパネル型のパソコンで、荒尾市と炭鉱についての解説がしてあった。

展示室内。
右は万田坑の模型。

展示室内。

荒尾と炭鉱の歩みを
年表で紹介してある。
展示室内。

万田坑を紹介するビデオでは、
鉱夫たちの暮らしについても 
紹介してある。

展示室に展示してあった練炭。
炭鉱マンにはすべての人に配給があった。
(ウチの物置にはいまだにこれがいくらかある。)

展示品の一部。
上段右から スパイキ(犬釘)…レールを枕木に固定する釘。
Co検知機…見たことが無いのでコメントできず。
Coマスク…一酸化炭素を二酸化炭素に変えて無毒化するマスク。
坑内に下がるときは全員必ず携帯していた。
下段右から ガス測定機…係員が携帯していたガスを計る器具。
(坑内では気圧の変化などでガスが出てくる事がある。)
酸素呼吸器…坑内の各所にあった救急センターに置いてあったのだろうが
見たことは無い。


  これからの有効利用が期待される万田炭鉱館ですが、肝心の万田坑へのアクセスの
 整備が出来ておらず、 これからの課題は、万田坑を安全に見学できるように整備するこ
 とと、 炭鉱館⇔万田坑の遊歩道など周辺整備が急務だと思います。
      (市当局もその辺は努力されているとは思いますが…)
 


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