VOL.5

2001.12.11.作成

  
旧労ピケ隊警官隊を襲撃
(35.5.12)
  旧労は自組合員から三川事件、社宅内暴行事件などで多数の検挙者を出すや、警察に嫌がらせ
 の鉾先を向け、折込みビラ、警察署デモ、公務中の警官に対する悪罵(税金泥棒、ポリ公帰れ、犬は
 犬小屋に帰れ等々)を投げつけていた。
  5月12日、港務所において三池旧労ピケ隊は遂に警官隊を襲撃する事件を引き起こした。三川鉱
 ホッパー仮処分の執行をあきらめた執行吏が引きあげ、警官隊も引きあげた午後6時ごろ一旦帰り
 かけたデモの数隊が急に引き返し、そのうちの一隊が検問詰所前で警戒中の警官10人に突き当た
 り、その中の一人をデモの中に引きずり込み踏む蹴るの暴行を働き、警官隊襲撃の発端となった。
  緊急動員の打ち上げ花火で続々とつめかけたピケ隊は約5000人に達し(新聞報道)、ピケ隊に包
 囲された警官隊救出の為、出動した警官隊約2000人との間に乱闘となり双方に多数の負傷者を出
 した。
  特に多勢に無勢の警官隊からは125名という多数の重軽傷者と自動車等に多大の被害を出すに
 至った。
  
デモ隊に引きずり込まれ、押し
倒された警官は踏む蹴るの暴
力を受けている。
(○印は大隊本部詰所)
次々に瓦を剥いで投げつけ又
青竹、旗竿、ショベルを振るって
警官隊に襲いかかる旧労デモ
隊。
警官隊を襲撃する旧労デモ隊。
破壊された警官隊詰所の正面
出入口。
 
シートは刃物の様なものでズタ
ズタに裂かれている。
デモ隊が投げつけた石、煉瓦、
瓦類(警官隊本部前)


仮処分執行(塀造り)妨害
(35.5.20〜21)
仮処分命令の執行(塀造り)を
引き伸ばす為、話し合い戦術で
執拗に粘る総評弁護団。
宣伝カーを取り囲み、悪口、雑
言を浴びせ会社の呼びかけを
妨害する旧労ピケ隊。
手に手に武器にも使える プ ラ
カ ー ドを持ってデモる旧労デモ
隊。
執行命令に基づく塀造りを行な
う為、到着した執行吏及び会社
側要員に対してデモる旧労ピケ
隊。
総評弁護団の引き伸ばし戦術
に、執行吏は話合いを打切り警
官隊に妨害排除の出動を要請
する。
執行吏の行動を阻止する社会
党議員団。
 


屋根修理、電車運転妨害さる
(35.6.3)
 5月11日来牟した故社会党浅
沼委員長はホッパー前空き地
でピケ隊を前に演説を行なった
が、この時多数のピケ隊が地
下ベルトの屋根に登っていた為
屋根が壊れたが、以後そのま
まになっていた。会社は今後の
送炭作業を始めるにあたって地
下ベルトの屋根修理と、ピケ隊
がホッパー前に引き出していた
通勤電車の移転を旧労側に申
し入れていた。
 
旧労ピケ隊は修理個所の地下ベルト屋根周辺を取り囲み作業員の立入りを阻止した。
通勤電車引出しに来た機関車
の運転を妨害する旧労ピケ隊。
 
 
港務所ロックアウト行わる
(35.6.5)
港務所専用鉄道の電車運転を
線路上に座り込んで妨害する。
送炭ベルトに立ち入らないよう
張巡らした鉄線を切断する。
労働省談話を発表
違法行為を排除するよう労政
局長談話を発表。
(35.5.30)


旧労組員による暴力事件続く
宮浦鉱新労組員○○氏は6月
13日未明、宮浦鉱柵外において旧労員十数名に囲まれ、殴る蹴るの暴行を繰返し受け、肋骨2本左手指を骨折する重傷を負った。
(被害者より事情聴取して描い
たもの)
三川鉱新労員○○氏は6月15
日午後5時新港町社宅の我が
家へ疎開先から荷物を取りに
帰ったところを、旧労組員、オル
グ団より暴行を受け 「左胸腹部
及背腰部挫傷」 の重傷を受け
た。
(被害者より事情聴取して描い
たもの)
 
 
港務所本館カン詰事件
(35.6.20)
6月20日午後4時頃会社情宣スピーカーの呼びかけに
理由をかりて、旧労ピケ隊約500名を動員、港務所本館
を包囲、本館勤務者約160名(外来者数名並びに女子
新労員を含む)を監禁、翌21日午後5時頃ようやく25時
間にわたったピケを解いた。その間、旧労は罵詈雑言を
浴びせ、石を投げ、ドラム缶を一晩中叩き続けて脅迫、
その為港務所本館の勤務者は恐怖におののき、又給
水栓を止めて飲料水を断つ等、人道上許されざる行為
を行ない又個人の品物、社用品を盗むなど到底常識で
は考えられない旧労の本性を端的に示した事件であっ
た。
 
 
 
 
投石により窓ガラスを破らる。
旧労はバリケード代わりに自転
車を積み上げ破壊した。
旧労が止めた給水栓


大 川 事 件
(35.6.22)
新労員、職員は海上より船で入構するため佐賀線大川駅に集合したところ、午後8時過ぎニュースカー
「みいけ」の先導でバスで乗りつけてきた覆面装束の旧労特警隊約30名は青竹、棍棒で新労員、職員
に突然襲い掛かり、殴る蹴るの暴力を振るって重軽傷者10名を出した。
この事件は明らかに計画的である点、その本質を暴露した最も悪質なものであった。
大川駅待合室にいた新労員及
び職組員を旗竿で殴りつける旧
労特警隊員
(被害者より事情聴取して描い
たもの)
待合室の外で旧労員から旗竿
で殴られ、足の骨折、全身打撲
を受けた新労員。
頭部を負傷した職員の服。
(血痕が付着している。)
  
  
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